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追手門学院大学 地域創造学部(吉田佳世ゼミ)安永 愛 様・大西 美帆 様
2022年2月28日作成・3月4日〜6日に学部の展示会にて公開

「ねこのしあわせを考える。」NPO法人ねこホームのインタビューを通して

追手門学院大学地域創造学部(吉田佳世ゼミ)安永 愛 様・大西 美帆 様の卒業論文に向けた研究のインタビューにお答えしました。

下記をクリックするとYouTubeでご覧いただけます。

「ねこのしあわせを考える。」NPO法人ねこホームのインタビューを通して

 

インタビューを終えて、こちらからも大西さんと安永さんに質問させていただきました。

 

■ 数あるこのような施設の中で、なぜねこホームを選んだのか、その理由を教えてください。

 

(大西)猫を預かったり保護する活動を調べているときに今まで知らなかった方法で猫の幸せを考えているなというのを見つけてぜひ、話を聞いてみたいと思ったからです。

 

(永安)NPO法人にインタビューがしてみたくて、いろんなものを調べていた時に生涯預かるという単語に惹かれたからです。

猫の幸せって感じがしました。

 

■ 聞き取りの際、ねこホーム理事長の西城の対応はいかがでしたか?

 

(大西)私自身慣れていなくてグダグダなってしまったのですが、それでも丁寧に教えてくださりました。

とても話しやすかったです。

 

(永安)ものすごく丁寧に答えてくださって、話しやすかったし聞いてて楽しかったです。

ほんとに猫が好きなんだなと思いました。

 

■ これから先、ペットの猫を取り巻く環境はどのように変化すると思いますか?

 

(大西)以前に比べて保護施設についてなどのことをテレビで見る機会が増えているように感じます。

なので、良くなっていくのではないかと思います。

 

(永安)コロナ渦で家にいることが多くなるとやっぱし癒される特別な存在だと思うし、ペットを飼いたいと思う人が増えて、そしたら保護猫とか施設とか助けれる命は増えるんじゃないかなと思います。

 

■ 研究を発表されて、周囲の評価はいかがでしたか?

 

(大西)うまくできていると言ってもらえました。

 

(永安)自分たちがいま、どんなことに興味も持ってるのかを少しでも多くの人に知ってもらえたと思います。

 

■ 今回の聞き取りを今後の研究にどのように役立てたいと思っていますか?

 

(大西)猫を取り巻く環境が観光地や保護カフェ、施設によってどう違うのか皆さんがどのように考えているか私自身も考えていきたいと思います。

 

(永安)今回お話を聞いて、猫の幸せのカタチを考えれました。

いろんな考え方があるので一度、立ち止まって考えてみようと思います。

まだまだ猫についても知らないこともあるのでこれからもがんばります!

 

〜理事長 西城より〜

この度は数ある施設の中から当方をお選びいただきありがとうございました。

また、あたたかいご感想をお寄せくださり心より感謝申し上げます。

今後も何かお役に立てることがございましたらお気軽にお声がけください。

これからも頑張ってください!応援しています。

SBSラジオ
2017年10月15日(日)7:30-7:45:10月22日(日)7:30-7:45

わんこ&にゃんこのHappy Life 〜僕らはみんなで生きている

朝日新聞
2017年3月19日付

老いる飼い主、老ペットの世話は… 犬猫みとるホーム

(記事後半部分を抜粋)

■飼い主も高齢化、世話できず

猫専用の施設もある。活動開始から今年で5年目を迎える磐田市大原のNPO法人「ねこホーム」。現在預かっている猫は41匹。終生飼養の預かりは33匹で、約9割は10歳以上の老猫。約1割は高齢による持病の治療を受けている。

運営するのは代表理事の西城磨優美さん(43)と副理事の牧野建男さん(67)。

2人は元会社の上司と部下。西城さんが譲り受けた猫2匹を牧野さんが世話をするうち、「僕が死んだら猫たちが困る」と思ったことをきっかけに12年に活動を始めた。

41匹はログハウス風の施設で暮らす。中は6部屋あり、猫たちは相性を見極めた上で部屋分けされ、1日1回、室内を散歩する。面会が難しい飼い主には猫の近況を知らせる手紙や動画を送る。最期の前兆を感じたら、飼い主に連絡し、最期を愛猫とともに過ごせる環境を準備するという。

終生飼養で預かった猫のほとんどは、高齢の飼い主が亡くなったり、入院したりする理由から、「実家の猫をどうしたら良いかわからない」という家族が預けに来るという。14年には、高齢者施設に入所した神奈川県の女性の飼い猫を娘たちから預かった。猫は糖尿病だったが、昨年秋、19歳で息を引き取った。その後、娘たちから「預けた時に獣医から余命数カ月と言われたのに、こんなに長生きするとは。ありがとう」と言われたという。

施設で亡くなった猫たちは、施設の裏の薔薇の木の下に眠る。薔薇の園芸が好きな牧野さんが猫のためにと墓を作り、飼い主たちも祈りに来るという。

飼い主やその家族は愛する猫を預ける際、「飼えなくなる日が来るなんて。こんなはずじゃなかった」と口をそろえる。ねこホームは有料だが、預けようにも資金がなく、困る人も多いという。

4年間で受けた問い合わせは1万件以上。ニーズの高まりを感じ、今夏、敷地内に100匹を受け入れ可能な施設をつくる予定。西城さんと牧野さんは「猫の幸せが、飼い主の幸せになる。安心、信頼のできる施設が増えれば」と話す。(北川サイラ)